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雨漏りの調査は自分でできる?簡単にできる調査方法と対処の仕方

雨漏り調査は定期的に行いたいものですが、自分でも可能だということをご存じでしょうか?もちろん本格的な調査は業者でなければできませんが、簡単な調査ならば自分で行うことができます。そこで今回の記事では、自分で行う雨漏り調査について詳しくお伝えしていきます。調査の方法やポイントについて詳しく解説いたしますので是非ご覧ください。

 

雨漏り調査は自分でもできる

簡単な雨漏り調査であれば、自分で行うことも可能です。自分でできる調査は、目視調査と散水調査の2種類があります。定期的に自分で調査を行うことで雨漏りの早期発見にも繋がりますので、是非行ってみてください。次の章で詳しく解説します。

 

自分でできる雨漏りの調査方法

目視調査

目視調査とは、目で見て確認する調査です。専門業者もまずはこの方法で調査します。以下、各箇所のチェックポイントを紹介します。

 

屋根からの雨漏り

・屋根材のズレ、脱落、浮き、ヒビがないか

・板金に浮き、サビはないか

・雨どいに落ち葉などが詰まっていないか

・他の並びと異なっている部分はないか

・屋根瓦の場合、漆喰に崩れた部分はないか

 

外壁からの雨漏り

・ヒビ、浮き、剥がれはないか

・濡れた染みが部分的にできていないか

・塗装は剥がれていないか

・チョーキング(外壁に触れたら粉がつくようなこと)が起きていないか

・タイルの浮きはないか

・壁に穴が開いていないか

 

窓やサッシからの雨漏り

・窓やサッシの近くの外壁はひび割れしていないか

・窓やサッシ周りのコーキング材が劣化していないか

・パッキンが古くなっていないか

・レール部分にゴミが詰まっていないか

 

ベランダからの雨漏り

・防水層に割れや剥がれている箇所はないか

・排水溝にゴミや落ち葉が詰まっていないか

・ベランダ下の軒天に塗れた染みがないか

 

室内からの雨漏り

・水が落ちる音がしないか

・照明器具が濡れていないか

・かび臭くないか

・屋根裏に腐食しているところはないか

・クロスにカビやシミ、剥がれている箇所はないか

 

散水調査

散水調査とは水をかけて雨が降っている状況を再現する調査です。

まずは屋根や外壁に水をかけられる程度のホースを用意し、怪しいところから水をかけていきます。ポイントは30分程度を目安に長めに水をかけることです。水をかける時間が短すぎると、雨漏りを再現することはできません。また、屋根に登って水をかけてしまうと、どこから雨漏りしているのか確認しにくくなってしまうので下からかけましょう。その後しっかりと水が行き渡ったら、雨漏りが発生していないかを確認しましょう。

 

雨漏りを放置する危険性

雨漏りを放置することは、家の劣化を招きます。最悪の場合、家の強度を低下させてしまう恐れがありますので絶対にやめましょう。すぐに対処することをおすすめします。例えば、雨漏りによって家に凍み込んだ水分は住宅の木材や金属を腐らせたり、もろくさせたりします。また、漏電による火災、シロアリの発生などを招く可能性もあります。家の安全性に関わりますので、雨漏りを見つけた場合はすぐに業者に依頼し、対処しましょう。 

 

応急処置のやり方

防水テープを使う

ヒビなどからの雨漏りの場合、防水テープを使って応急処置を行うことができます。方法は、防水テープでひびを塞ぐだけです。ポイントとしては、ヨレができないようにぴったりと貼るようにしましょう。大きなヒビの場合は防水シートもおすすめです。

 

コーキング材を使う

コーキング部分のヒビの場合はコーキング材を使うこともおすすめです。まずは、コーキング材を使う前に周辺をマスキングテープで囲います。そしてプライマーを塗ります。その後コーキング材を注入し、ヘラで馴染ませます。1週間ほど乾燥させ完成です。

 

ビニールシートを使う

雨漏りしていることが確認できるものの、どこから雨漏りしているのかわからないこともあるでしょう。そのような場合はビニールシートなどで屋根全体を覆ってしまうこともおすすめです。屋根をビニールシートで覆った後は、風で飛ばされないように土のうを置くことも大切です。

  

調査や応急処置では安全を優先する

雨漏りの調査や応急処置は高いところに登らないとできないこともあるかと思います。特に、屋根の雨漏り調査や、屋根にブルーシートを被せる場合は屋根に登らなければできないでしょう。屋根に登ることは危険を伴いますのでなるべく避けたいものです。屋根の調査は下からスマートフォンのカメラや双眼鏡などを使って行うと良いでしょう。ブルーシートで屋根を覆いたい場合は業者に頼むのも一つの手です。 

 

雨漏りを見つけたら業者に依頼しよう

雨漏りを見つけたらまずは応急処置を行うことも必要ですが、きちんと業者に依頼して対処してもらうことが大切です。自分で調査を行うこともできますが、原因まで正確に特定することは難しいです。また、雨漏りの場合、水の侵入箇所が1つではないことも多いので専門業者に依頼して徹底的に修繕してもらいましょう。

まとめ

今回の記事では、自分で行う雨漏りの調査方法について解説いたしました。定期的な調査は、雨漏りを早めに見つけ、被害拡大を防ぐことに繋がりますのでぜひ行ってみてください。ただし、本格的な調査は専門の機器なども必要となりますし、高いところの調査は危険ですので、専門業者に頼むようにしましょう。また、雨漏りを見つけた際には、早めの対処も重要です。そうは言っても、素人でも出来ることもたくさんありますので、自宅での快適な生活のために自分で雨漏り調査してみてはいかがでしょうか?

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